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(2)-4.あがり症になる人 |
「緊張」から「極度の緊張」に状態が変わるのは、「悪い負の感情」を抱くことが原因と伝えましたね。(*(2)-1記載)
ただ、この「悪い負の感情」は色々です。一概に「これだ」とは断言できませんが、
代表的な例を挙げると、緊張する状況や緊張自体を「嫌だ」と思う感情がそれにあたります。
極度に緊張をする人の感情の流れは、代表的には以下のようなものです。
@1週間後、大勢の前でプレゼンテーションすることが決定する。
Aどうしよう。あ〜嫌だ。嫌だ。嫌だ。不安だ。
B当日、「あ〜嫌だ。どうしよう〜緊張したくないなぁ」 ←緊張を嫌がる感情。
C出番、「あ〜すごく緊張してるな。この緊張とまらないかな。更に緊張してきた。」 ←全ての意識が緊張に向かっている
このように、これから話す内容ではなく緊張に意識が向くことで「極度の緊張」に陥るのです。
更に、この嫌だなという気持ちを何度も繰返し体験すると、同じような似た場面や連想する事柄に遭遇しただけで「極度の緊張」状態に
なります。これが「あがり症」という症状です。
但し、逆に「好きだ」という感情がそこにあれば、楽しく・気持ちよくなります。
人前で喋っていて気持ちよくなるというのは、よく聞く話です。
始めは少し緊張していても途中から調子付いていくのはこのためなんですね。
緊張状態で嫌だなと思う感情を乗り越えると、ドーパミンが発生して気持ちよくなるようです。
みなさんも早くこんな体験をしたいですよね。
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